主要ポイント
- 金は$3,318付近で取引されており、$3,234が主要サポート、$3,320がレジスタンスとなっている。
- $3,320を上抜ければ、$3,350-$3,400のレンジがターゲットとなり、$3,234を下抜ければ、$3,200以下がターゲットとなる可能性がある。
- 市場心理は、米連邦準備制度理事会(FRB)の政策決定への期待と地政学的動向に大きく左右される。
- トレーダーはFRBの政策決定会合と世界の貿易ニュースを注視し、金の次の動きの手がかりを探る必要がある。
市場動向と直近のパフォーマンス
週明けの金相場は反発し、2025年5月5日には1オンスあたり$3,318前後で取引されている。この回復は、4月の史上最高値$3,500からの最近の下落を受けたもので、貿易摩擦の緩和と米ドル高が影響している。現在の上昇は、地政学的な不確実性が続く中、安全資産としての需要が再び高まったことと、米連邦準備制度理事会(FRB)の政策会合を前に投資家が警戒感を強めていることに起因している。
テクニカルおよびファンダメンタル要因
テクニカル面では、金は強気反転の兆しを見せている。価格は50日指数移動平均(EMA)を突破し、モメンタムの変化を示している。相対力指数(RSI)は65に近づいており、買われすぎの領域に入ることなく、買い意欲が高まっていることを示唆している。
重要な支持線は$3,248と$3,234にあり、抵抗線は$3,320付近にある。このレジスタンスを上抜けた場合、$3,350-$3,400のレンジに向かう可能性がある。逆に、$3,234のサポートを割り込むと、金は更なる下降にさらされ、$3,200や潜在的には$3,150付近のレベルを目指す可能性がある。
ファンダメンタルズ的には、市場は米連邦準備制度理事会(FRB)の政策決定への期待に影響される。4月の米雇用統計が17万7,000人の雇用増と好調だったにもかかわらず、ドルは今年後半の利下げ観測から依然として圧力を受けている。このハト派的な見通しは、非利回り資産としての金の魅力を支えている。
今後の見通し
米連邦準備制度理事会(FRB)の政策決定会合と、現在進行中の地政学的動向が注目される来週は、金トレーダーにとって極めて重要な週となる。FRBがハト派的なスタンスの継続を示唆した場合、金はサポートされ、上値抵抗線への再挑戦を試みるかもしれない。しかし、タカ派的なサプライズや世界貿易関係におけるポジティブな進展があれば、ドルが強含み、金価格に下落圧力がかかる可能性がある。