XAUUSDのトレード分析 -
26/05/2025

主要ポイント

  • 金は$3,346付近で取引されており、$3,364-$3,370がレジスタンス、$3,314がサポートとなっている。
  • 米国の財政懸念と連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ予想が金の魅力を支えている。
  • テクニカル指標は中立から強気の見通しを示唆しており、主要な抵抗レベルを突破することが条件となる。
  • 地政学的緊張と中央銀行の買い入れは引き続き金価格を支えている。
  • 今後の経済データと政策発表は、金の短期的な方向性を決定する上で極めて重要である。

市場動向と直近のパフォーマンス

金は先週金曜日に2週間ぶりの高値となる$3,365をつけた後、1オンスあたり$3,346近辺で取引された。この小幅な下落は、米政権が欧州連合(EU)の輸入品に対する関税50%の実施を6月1日から7月9日まで延期することを決定し、当面の安全資産としての需要が減少したことと一致する。にもかかわらず、この下げには強い弱気の勢いがなく、貴金属の下支えとなっている。

財政懸念と連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ期待に影響された最近のドル安は、引き続き金価格を押し上げている。さらに、今後10年間で米国の財政赤字が$4兆ドル増加すると予想されていることも、経済の不確実性に対するヘッジとしての金の魅力を高めている。

テクニカルおよびファンダメンタル要因

テクニカルな観点からは、金は$3,364-$3,370レンジの抵抗に直面している。このゾーンを上抜けた場合、$3,387レベルへの道が開かれ、$3,400の大台に挑戦する可能性がある。逆に、$3,314がサポートとなり、$3,300、$3,288と続く。$3,289の21日単純移動平均(SMA)は重要なサポートレベルであり、これを下回ると、$3,185の50日SMAに向けてさらに下落する可能性がある。

ファンダメンタルズ面では、金は依然として米国の財政政策、金利期待、地政学的緊張などのマクロ経済要因の影響を受けている。米連邦準備制度理事会(FRB)が予想する利下げは、利回りの低い資産を保有する機会コストを削減することで、金の魅力を高めている。さらに、継続する地政学的不確実性と中央銀行の買い入れは、引き続き金価格を支える背景となっている。

今後の見通し

今後1週間は、米財政政策、米連邦準備制度理事会(FRB)のコミュニケーション、世界経済指標の動向によって、金の軌道が形成される可能性が高い。ドル安が続き、インフレ圧力が持続するようであれば、金は$3,370の抵抗線を試す原動力となり、それを上回る可能性がある。しかし、経済安定化の兆しや金融政策期待の変化があれば、ボラティリティが高まり、サポート・レベルが試される可能性がある。