EURUSDのトレード分析 -
03/02/2025

主要ポイント

  • ユーロ/米ドル・ペアは、ユーロ圏に対する米国の新たな関税脅威により、約1%下落した。
  • テクニカル指標は、1.0176が当面のサポートとなり、1.0283と1.0343がレジスタンスとなることを示唆している。
  • ユーロ圏のインフレ率はコアレート2.7%で、ECBの利下げ検討に影響する可能性がある。
  • 今後の米国の経済指標と通商政策の動向は、このペアの方向性を決定する上で極めて重要となる。

市場動向と直近のパフォーマンス

先週、ユーロ/米ドル・ペアは、主に地政学的動向と経済データの発表に影響され、顕著なボラティリティを経験した。ユーロ圏を標的としたトランプ米大統領の新たな関税脅威を受け、ユーロは対米ドルで約1%下落した。この下落は、ユーロが貿易関連のニュースやユーロ圏経済への潜在的な影響に敏感であることを浮き彫りにしている。

同時に、堅調なPMIデータと前述の関税発表に後押しされ、米ドル指数(DXY)は110の閾値に近づいている。これらの要因によってインフレ懸念が高まり、米ドルは主要通貨に対してさらに上昇している。

テクニカルおよびファンダメンタル要因

テクニカル面では、ユーロ/米ドルは1.0230レベル付近で取引されており、ピボットポイントである1.0232をわずかに下回っている。当面のサポートは1.0176に位置しており、これを突破すると1.0141に向けて下落が加速する可能性があります。上値では、ピボットより上で勢いを取り戻せば、1.0283と1.0343のレジスタンスがターゲットとなる可能性がある。しかし、1.0379と1.0386に位置する50日EMAと200日EMAが大きなレジスタンスとなる可能性があり、これらの水準を上抜ける決定的なブレイクアウトが発生しない限り、弱気トレンドが優勢であることを示している。

ファンダメンタルズ面では、ユーロ圏の経済見通しは依然として慎重である。最近のデータでは、ユーロ圏のインフレ率は2.5%、コアレートは2.7%に達し、欧州中央銀行の利下げ観測が薄れる可能性がある。

今後の見通し

来週、市場参加者は米国経済の健全性と米ドルへの潜在的な影響を測るため、最終製造業PMIやISM製造業PMIなどの主要経済指標を注意深く見守るだろう。さらに、米国の通商政策、特にユーロ圏の輸入品に対する関税に関する動向は、ユーロ/米ドルの軌道に影響を与える上で極めて重要である。現在のテクニカル・セットアップとファンダメンタルズ的な背景を踏まえると、経済データや政策発表に大きな変化がない限り、同ペアは引き続き下落圧力に直面する可能性がある。