EURUSDのトレード分析 -
12/05/2025

主要ポイント

  • ユーロ/米ドルは、米中貿易の楽観的な見方に影響され、1.1220近辺で取引され、弱気のギャップで週明けを迎えた。

  • 同ペアの勢いは弱気で、1.1215が主要サポート、1.12429がレジスタンスとなっている。
  • テクニカル指標は一段の下落の可能性を示唆しているが、カップ・アンド・ハンド ル・パターンの上限を再試行すれば、強気の継続を示す可能性がある。
  • 今後発表される米国のインフレ・データと欧州のGDPの数字が、このペアの方向性を決定する上で重要な意味を持つだろう。
  • 投資家は、経済データと地政学的動向がユーロ/米ドルのペアの軌道に大きな影響を与える可能性があるため、引き続き警戒する必要がある。

市場動向と直近のパフォーマンス

ユーロ/米ドル・ペアは、週初、弱気基調で始まり、下方ギャップから始まり、1.1220付近で取引された。この動きは、米中貿易協議をめぐる新たな楽観論に影響され、米ドル高を後押しした。米中間の90日間の関税削減合意の発表がドルをさらに下支えし、ユーロは1.1100を下回る1ヵ月ぶりの安値まで下落した後、1.1130まで小幅に回復した。

さらに、米ドルの安全資産としての魅力が精査されており、55%を超えるFXストラテジストが、財政と貿易が不透明な中、米ドルの信頼性に懸念を表明している。こうした懸念にもかかわらず、ドル高が続き、ユーロに圧力をかけている。

テクニカルおよびファンダメンタル要因

テクニカル面では、ユーロ/米ドルペアは下落の勢いを見せている。5月12日、同ペアの勢いは弱気を維持し、1.12429以下のショートポジションは、1.12139、1.11967、1.11743のレベルをターゲットとしている。逆に、1.12429より上のロングポジションは、1.12600、1.12754、1.12929をターゲットとした。

相対力指数(RSI)は買われ過ぎの状態を示しており、更なる下落の可能性を示唆している。また、直近の1.1215までの下落はカップアンドハンドルパターンの上限と一致しており、強気継続のシグナルとなっている。この再テストは、61.8%フィボナッチリトレースメントレベルと50週移動平均線の上に位置していることから、上昇トレンドの再開の可能性を示唆しており、心理的なレベルである1.1400まで上昇する可能性がある。

ファンダメンタルズ面では、小幅な上昇が予想される米国のインフレデータと欧州のGDPが、ユーロ・ドルの方向性を決定する上で極めて重要となる。米連邦準備制度理事会(FRB)が先ごろ金利据え置きを決定し、利下げに慎重な姿勢を示したことも、ユーロ・ドルの動静に複雑さをもたらしている。

今後の見通し

今後1週間、ユーロ/米ドルペアの動向は、経済指標の発表や地政学的動向に大きく左右されるだろう。サポートレベルである1.1215を割り込む展開が続くと、一段の下落につながる可能性がある一方、1.12429を上回る水準で反発した場合は、回復の可能性を示唆する可能性がある。投資家は、米国のインフレデータと連邦準備制度理事会(FRB)の発表を注視し、金利の方向性を見極める必要がある。