XAUUSDのトレード分析 -
11/08/2025

主要ポイント

  • 現在の相場は3,363円付近に位置し、3,348~3,372円のフィボナッチ・ゾーンの中で推移している。

  • 注目すべきサポート3,367、3,359.96、3,348.28、そして3,323と3,310.48。

  • レジスタンス・スタック:3,400、3,409から3,413、そして3,436.34から3,451.53、次のサイコロジカル・マグネットは3,500.20。

  • 火曜日の消費者物価指数(CPI)がレンジを破るきっかけとなる。CPIが軟調であれば上値が重くなり、CPIが高温であれば3,323~3,310ドルへ押し上げられるリスクがある。

  • ボラティリティは1日あたり40ドルから60ドル程度で推移している。

市場動向と直近のパフォーマンス

金は先週末に3,400ドル以上を維持できなかった後、3,363ドル前後で取引され、新しい週を後方からスタートした。この反落は、火曜日の米7月消費者物価指数(CPI)発表を控えた穏やかなドル高と利回りの小幅な上昇に伴うものである。金利市場は依然として9月のFRB利下げに大きく傾いているが、目先のリスク選好と地政学が相場を重要なテクニカル・レベル付近で引っ張っている。今週は、火曜日の消費者物価指数、木曜日のPPI、米国の関税決定や8月15日の米ロ首脳会談をめぐるヘッドラインリスクなど、安全資産へのフローが急速に変化する可能性のあるカタリストが重なっている。

テクニカルおよびファンダメンタル要因

純粋なチャートの観点からは、相場は明確なバンド内で回転しており、供給は3,409~3,413を上限とし、ディップバイヤーは3,300台半ばを守り続けている。先週の高値3,409.43と週後半の終値3,397.77付近が当面の天井となる。下値では、3,367と3,357にサポート棚が見え、3,344、3,323、そしてより極めて重要な3,310.48が続く。

3,310.42から3,409.43までの短い上昇相場は、フィボナッチ・リトレースメントを現在価格がプローブとしている場所に置いている。38.2%は3,371.63付近、50%は3,359.96付近、61.8%は3,348.28付近に位置している。つまり、3372から3348のゾーンが形成され、そこでは通常、平均回帰買いが現れる。このゾーンを決定的にブレイクした場合、バイアスはまず3,323へ、次に3,310ピボットへと反転する。

上値では、1時間足が3,400を上回れば、3,409から3,413に再度焦点が当たる。このレジスタンスをクリアすると、フィボナッチ・エクステンションの3,436.34と3,470.58がターゲットとなり、多くのトレーダーが3,451.53と3,500.20のスポット・レベルを注視している。モメンタムは短期的には中立から弱陰転しており、中間上昇トレンドの中のプルバックと一致している。最近の日足レンジは40~60ドル近辺に集中しているため、ブレイクアウトは一般的にマクロ的な押し目を必要とする。

マクロ経済が依然として基調を決めている。火曜日の消費者物価指数(CPI)が今週のメインイベントだ。コアCPIが予想を下回れば、実質利回りは低下し、ドルは軟調に推移する。ホットサプライズはその逆で、3,409から3,413への持続的な押し上げのハードルを上げ、3,348から3,323がストレステストされるリスクを高めるだろう。市場は引き続き9月利下げの可能性が高いと見ているが、2025年の複数回の利下げへの道筋は、ここからのインフレ動向にかかっている。

今後の見通し

今後数セッションの基本ケースは、市場がCPIが方向性を決めるのを待つ間、3,372から3,348を中心とした二者択一の取引である。CPIが冷え込み、利回りが低下すれば、3,400をスクイーズし、3,409から3,413、そして3,436から3,451に挑戦し、強いフォロースルーがあれば3,500が視野に入る。CPIが堅調に推移すれば、3,359から3,348、そして3,323への圧力が予想される。日足終値が3,310.48を下回ると、調整局面が深まり、3,500の再テストが遅れる。トレーダーは関税のヘッドラインや金曜日の地政学的会合にも注意を払う必要がある。リスク背景が変化すれば、日中の動きから20~30ドルが一気に増減するからだ。