EURUSDのトレード分析 - 01/09/2025

主要ポイント

  • EURUSDは1.17近辺で週明け、米重要データと9月FRB利下げ観測を控えてドルが軟化

  • 日足のトレンドバイアスは1.166から1.167付近の20日平均線と50日平均線より上でポジティブ、RSIは50台半ば、14日ATRは80pips前後

  • レジスタンスは1.1740、次いで1.1800、1.1830、サポートは1.169、1.166から1.164、1.162、1.155

  • ユーロのネット・ロングは12万枚を上回っており、ポジショニングはサポートされているが、NFPが高温になれば、1.162から1.155への揺り戻しを余儀なくされる可能性がある。

  • 火曜日にユーロのHICP速報値、金曜日に米ISMとNFPが発表される。

市場動向と直近のパフォーマンス

EURUSDは1.17に近い水準で週をスタートし、8月のドル反落後の上昇を維持し、市場は米国の重いデータ発表に備える。米国の祝日前後は流動性が薄く、序盤の動きが誇張される可能性があるが、金曜日に発表される8月の非農業部門雇用者数と、FRBが9月中旬に利下げを実施する可能性が高いとの見方が基調を形成しており、この見方は現在フェドファンド先物に反映されている。月曜日に入ると、スポットは1.1687から1.1734のバンドで取引され、ユーロは軟調なグリーンバックに対して堅調に推移した。

今週は欧州経済も重要だ。8月のユーロ圏インフレ率速報値が火曜日に発表され、9月10日から11日に開催されるECBの次回政策決定会合と比較される。7月HICPは2.0%で、経済活動は依然まちまちであるため、ECBが短期的な政策転換を行うかどうかのハードルは依然として高いが、物価の下振れサプライズがあれば、忍耐強いガイダンスを求める声が強まるだろう。

ドルにとって、マクロ的な横風は明らかだ。米雇用統計が、9月FOMCで4分の1ポイントの利下げが実施される確率が85~90%であることを裏付けるかどうかに投資家が注目しているためだ。雇用統計が予想を上回れば、利回りとドルが反発する可能性があるが、データが大幅に上振れしない限り、利下げが基本ケースとなる。

テクニカルおよびファンダメンタル要因

トレンド構造は改善している。日足ベースでは、EURUSDは20日移動平均線と50日移動平均線を上回り、100日移動平均線は下回り、200日移動平均線は大きく下降しており、年初来安値からの回復ぶりを示しています。おおよその参考レベル:20日線が1.166付近、50日線が1.167付近、100日線が1.152付近、200日線が1.104付近。日足RSIは50台半ばに位置し、強気のモメンタムが過度な伸びを示していない。

ボラティリティは、ブレイクアウトを追いかけるよりも、トレンドを見極めるトレードを支持している。14日ATRは約0.008、つまり約80pipsであり、日中平均からプラスマイナス40pipsの典型的なセッション・エンベロープをマッピングしている。つまり、1.166から1.174付近のレンジは、マクロショックが発生しない限り、「日常的」であることを意味する。

直近のレベルは明確だ。月曜日の高値1.1734近辺は、1.1740のレジスタンス、そして1.1800のレジスタンスに並ぶ。下降局面では、直近の安値1.1550付近がサポートとなり、その手前の上昇20日平均線1.166付近、50日線1.167付近、そして直近の上昇のフィボナッチ・リトレースメントに基づく1.162~1.164付近の輻輳ポケットがサポートとなる。日足の終値が1.1750を上回れば、7月初旬の高値1.1830付近が視野に入る。

ポジショニングは追い風。CFTCのデータでは、投機的なユーロのネットロングは8月下旬にかけて再び12万枚を上回り、建設的なシグナルとなっている。とはいえ、NFP統計が注目されれば、ポジション調整の動きが強まり、1.166から1.162のゾーンに向けて急速に反落する可能性もある。

イベント・リスクが前面に出ている。火曜日にISM製造業景況指数、木曜日にサービス業景況指数、金曜日に雇用統計が発表される。コンセンサスでは、7月の軟調な雇用情勢を受け、雇用者数は低調とされている。火曜日に発表されるユーロ圏のHICP速報値は、ECBの9月審議に向けた重要な国内指標となる。

今後の見通し

9月1日から5日にかけてのベースケースは、1.166から1.175を軸とした緩やかな強気レンジ。米雇用統計が良好な内容から軟調な内容となった場合、モメンタムバイヤーは1.1750を突破し、1.1800と1.1830の突破を目指すだろう。労働統計の結果、利回りが上昇するようであれば、1.164へのリトレースメント、1.160から1.155へのエスカレーションが予想される。来週のECB理事会に向けて、サプライズがあるかどうか、火曜日のユーロ・インフレに注目したい。