EURUSDのトレード分析 - 15/09/2025

主要ポイント

  • EURUSDは1.18の上限をわずかに下回る1.1720から1.1740付近で週初を迎える。
  • ウィークリーピボットは1.1725に位置し、R1は1.1789、R2は1.1846に位置している。S1は1.1668、S2は1.1604。5日間の平均レンジは約62ピプス。
  • 1.1660から1.1781の足のフィボナッチサポートは1.1735、1.1721、1.1706に位置している。1.1706を下回る日足の終値は、短期的なバトンを売り手に渡すことになる。
  • 1.16台半ば付近の50日SMAは、週足での最初のサポートと整合しており、FRB後に同ペアがぐらつくようならコンフルエンスが加わる。
  • ユーロ圏のインフレ率が2.1%まで上昇した先週、FRBがECBよりも緩和を拡大すると予想される。
  • ポジションはユーロのロングが12万枚半ばあたりで、ディップではクッションとなるが、決定前後ではボラティリティの要因となる。

市場動向と直近のパフォーマンス

EURUSDは1.1720から1.1740近辺で推移し、52週足の上限である1.18近辺を下回る水準で週が始まる。トレーダーは9月16日から17日にかけて米連邦準備制度理事会(FRB)が25bpsの利下げを実施すると予想している。ユーロは先週の欧州中央銀行(ECB)の利上げ見送りを消化する一方、フィッチによるフランスの格下げを受け、為替市場の反応は鈍かった。

ドルの進路が鍵を握る市場がパウエル議長のメッセージと新たなドットプロットに注目する中、DXYは97円台後半へと下落した。FRBが年内の追加緩和を示唆した場合、ドルの上値は重くなる可能性が高い。

欧州のマクロ環境はまちまちである。8月のユーロ圏主要インフレ率は2.1%に上昇したが、コアインフレ率は2.3%前後にとどまり、ECBの一時停止の決定と一致した。最新のSentix調査ではユーロ圏のセンチメントが軟化したが、通貨が高値を維持するのを妨げるには至っていない。

テクニカルおよびファンダメンタル要因

先週のレンジは高値1.1781、安値1.1660で、金曜日の終値は1.1733近辺だった。1.1725に週足ピボット、1.1789に第一レジスタンス、1.1846に第二レジスタンスが控えている。サポートは1.1668、そして1.1604に位置している。5日間の平均レンジは約62ピプスであり、日中のブレイクアウトにはカタリストが必要である。

1.1660から1.1781の上昇を測定すると、1.1735、1.1721、1.1706にリトレースメントのクッションが集まっている。1.1760から1.1781の上昇を測定すると、1.1735、1.1721、1.1706にリトレースポイントが集中している。日足の終値が1.1706を下回ると、1.1668に向かう勢いが弱まることを警告する。

同ペアは1.1780から1.1800の棚で繰り返し失速している。短期的には、1.16台半ば付近の50日SMAの上方を維持しており、週足での最初のサポートと一致している。1.1800をきれいにブレイクし、維持することができれば、新たな上昇の足となるだろう。

米国の10年債利回りは4.0%近辺で推移している一方、ドイツの10年債利回りは2.6%台後半に位置している。このスプレッドは、FRBがECBよりも長期的な利下げサイクルを示唆した場合、ユーロの支援材料となる。

投機的なユーロ・ロングは、CFTCの最新の印刷物では12万枚半ば前後で高止まりしており、下落局面では追い風となるが、ドルが急落した場合にはFRB周辺の双方向のボラティリティの要因となる。

今後の見通し

基本ケースは、市場がFRBを待つ間、不安定ではあるが、上方寄りのレンジである。2025年の追加緩和への扉を開いたままのガイダンスで25BPの引き下げとなった場合、ユーロ米ドルは1.1789から1.1800に挑戦する可能性が高い。終値が1.1800を上回れば、1.1846が意識され、1.1900のラウンドナンバーが意識される。パウエル議長が警戒感を強め、ドットプロットが追加利下げを後退させた場合、1.1706、そして1.1668へのフェードアウトが予想される。より大きな強気トレンドは1.1604より下でしか意味をなさない。

今週のイベント・リスクはFRB声明、SEP、記者会見に集中している。セカンダリー・ドライバーとしては、消費関連の米データ、そして仏格付け引き上げ後の欧州財政動向に関する新たなヘッドラインが挙げられる。戦術的には、FRBが方向性を示すまで、ディップでは1.1735から1.1706の輻輳を、ポップでは1.1780から1.1800の上限を尊重する。