XAUUSDのトレード分析 -
14/07/2025

主要ポイント

  • スポット金は週足で1.9%上昇した後、ドル安と安全資産需要に後押しされ、1オンスあたり$P3,367付近で取引されている。

  • 主なテクニカルレベル:$3,374、$3,381、$3,389、$3,400のレジスタンス、$3,350、$3,343、$3,331、$3,300のサポート。

  • 14日RSIは軽度の弱気ダイバージェンスを示しており、買われすぎの水準が回復しなければ短期間で調整する可能性を示唆している。

  • S.米消費者物価指数(CPI)発表とFRB金利見通しは引き続き重要なカタリスト。

  • 中央銀行の買いとETFの流入を通じた構造的な推進力は持続しており、中期的には強気な背景を維持している。

市場動向と直近のパフォーマンス

今週、金は1オンスあたり$3,367近辺で取引を開始し、6月中旬の安値からの先週の強気リトレースメントを拡大した。それまでの5取引日間に、金地金はおよそ1.9%上昇し、米ドルの軟化と、新たな関税の脅威と地政学的な摩擦がリスク資産の重しとなる中、安全資産への流入がエスカレートしていることに後押しされた。この上昇により、スポット金は重要な基準値である$3,350を再び上回り、6月下旬以来の強さを記録した。

テクニカルおよびファンダメンタル要因

テクニカル面では、XAU/USDは現在、短期ピボットである$3,374のすぐ下に位置している。このレベルを持続的に上抜けると、$3,381と$3,389のレジスタンスへの道が開かれ、その後には心理的に重要な$3,400の壁が迫ってくる。強気の勢いがさらに続けば、$3,500付近の過去最高値が焦点となる可能性がある。

下降局面では、先週の整理に支えられた$3,350ゾーンが最初のサポートとなる。この水準を下回ると、$3,343と$3,331が次の下値目処となり、その後、$3,300が再び下値支持線となる。14日RSIは中立付近で推移しているが、6月下旬の価格ピークに対して軽度の弱気ダイバージェンスを示 しており、指数が買われ過ぎの領域を回復できなかった場合、短期的な修正足の可能性を示唆している。

ファンダメンタルズ面では、金は年内の米利下げ期待に下支えされており、週半ばに予定される消費者物価統計はFRBの政策軌道を明確にする。消費者物価指数が予想を下回れば、資金流入がさらに加速する可能性がある。さらに、貿易政策への懸念が浮き沈みする中でも、中央銀行による買い入れとETFへの資金流入が続いており、構造的な需要を下支えしている。

今後の見通し

来週、トレーダーは米国の消費者物価上昇率に注目し、物価上昇圧力のピークとFRB関連のガイダンスの兆候を探るだろう。インフレ率がコンセンサスを超えて緩やかになった場合、金は$3,400-$3,420のレンジに向けて加速する可能性がある。逆に、タカ派的なFRBのコメントや堅調なマクロデータによるドル高は、$3,350を目指すプルバックを引き起こし、下降の勢いが強まれば、$3,300をより深く試す可能性がある。一方、関税や地政学的対立に関する新たなヘッドラインはボラティリティを増幅させる可能性が高く、乱高下する市場におけるヘッジとしての金の魅力が強まるだろう。