EURUSDのトレード分析 -
25/06/2024

重要なポイント

  • 弱いドイツとユーロ圏のPMIデータ: 失望的なPMIの数値はユーロに圧力をかけ、企業活動のペースが軟化していることを浮き彫りにした。
  • ドル高: 堅調な非農業部門雇用者数の結果とリスク回避的な市場の雰囲気に支えられ、米ドルは地歩を固めた。
  • 技術レベル: 1.0670が重要なサポートとなり、1.0730-1.0740がレジスタンスとなる。
  • 今後の米経済データ PMIとコアPCEインフレ率の数値は、FRBの政策決定に対する市場の期待を形成する上で極めて重要である。

 

市場動向と直近のパフォーマンス

ユーロ/米ドル・ペアは先週、1.0700台で取引され、大きな変動を経験した。ドイツの景況感指数が低調で、ドイツとユーロ圏のPMIが期待外れだったことがユーロ相場を圧迫した。ドイツのIFO景況指数は5月の89.3から6月は88.6に低下、ドイツのHCOB総合PMIは52.4から50.6に低下、ユーロ圏のPMIは52.2から50.8に低下した。これらの数値は、民間部門の企業活動のペースが軟化していることを浮き彫りにし、ユーロの上昇を抑制した。

一方、リスク回避的な市場の雰囲気と堅調な米経済指標を受け、米ドルは堅調に推移した。米ドル指数(DXY)は、予想を上回る非農業部門雇用者数の結果に支えられ、週間高値付近で推移し、指数を再び上昇トレンド圏に押し上げた。

テクニカルおよびファンダメンタル要因

テクニカル面では、ユーロ/米ドルペアは重要なサポートレベルを試している。同ペアは、1.0670のサポートレベルを再試行し、日足の相対力指数(RSI)は、売られ過ぎゾーン付近で推移している。直近の上昇トレンドのフィボナッチ78.6%リトレースメントが1.0670の重要なサポートとして位置しており、このレベルを割り込むと、1.0600に向けた更なる下落の扉が開かれる可能性がある。上値では、1.0700のサイコロジカルレベルと1.0730-1.0740のフィボナッチ61.8%リトレースメントが暫定レジスタンスレベルとして機能する。

ファンダメンタルズ面では、市場は今後の米経済データ、特にPMIとコアPCEインフレ・データに注目している。バーキンを含む連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーの最近の発言は、最初の利下げを検討する前に、インフレ緩和に関するさらなるデータの必要性を強調している。この慎重なアプローチが米ドルを支え、EUR/USDペアに圧力を加えている。

今後の見通し

来週は、米国PMIとコアPCEインフレ率に注目が集まる。これらの指標は、米国経済の見通しに関する重要な洞察を提供し、連邦準備制度理事会(FRB)の政策決定に影響を与える。PMIが強ければドル高が進むが、弱ければドル安が進む可能性がある。
EUR/USDペアの動きは、より広範な市場のセンチメントやユーロ圏の経済指標のさらなる進展にも左右される。ECB当局者のコメントや、現在進行中のフランス選挙などの地政学的要因が、ペアの変動に拍車をかける可能性がある。