EURUSDのトレード分析 -
26/05/2025

主要ポイント

  • ユーロ/米ドルは1.1380付近で取引されており、1.1430がレジスタンス、1.1311がサポートとなっている。

  • 米国の財政懸念と連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ予想がユーロの魅力を支えている。

  • テクニカル指標は強気の見通しを示唆しているが、主要な抵抗レベルを突破することが条件となる。

  • 地政学的緊張と中央銀行の政策が引き続きユーロを支えている。

  • 今後発表される経済指標と政策発表が、このペアの短期的な方向性を決定する上で重要な意味を持つだろう。

市場動向と直近のパフォーマンス

ユーロ/米ドル・ペアは小幅な上昇で始まり、1.1380近辺で取引された。この小幅な上昇は、米政権が欧州連合(EU)の輸入品に対する50%関税の実施を延期することを決定し、当面の貿易摩擦が緩和され、安全資産としての米ドルの需要が減少したことに起因している。

最近の米ドル安は、連邦財政赤字の拡大予測や、2035年までに連邦債務がGDP比134%に達すると予想するムーディーズによる信用格付けの引き下げなど、財政懸念にさらに影響されている。これらの要因が米ドル指数(DXY)の下落につながり、現在98.78付近で推移している。

テクニカルおよびファンダメンタル要因

テクニカル面では、ユーロ/米ドルは1.1430が当面のレジスタンスとなり、強気の勢いを見せています。このレベルを上抜けた場合、1.1465-1.1514のレンジに向かう可能性があります。逆に、サポートは1.1311にあり、1.1286や1.1269に向けてさらに下降する可能性がある。

相対力指数(RSI)は強気のダイバージェンスを示しており、上昇モメンタムの継続を示唆している。しかし、同ペアはより広い統合レンジ内にとどまっており、トレーダーは特に、米国と英国の市場が休場のため取引量が少ない中、ボラティリティの可能性を考慮し、注意を払う必要がある。

ファンダメンタルズでは、ユーロ/米ドル・ペアは、米国の財政政策、金利予想、地政学的緊張などのマクロ経済要因の影響を受ける。米連邦準備制度理事会(FRB)が予想する利下げは、利回りの低い資産を保有する機会コストを削減することで、ユーロの魅力を高めている。さらに、継続する地政学的な不確実性と中央銀行の政策が、ユーロの支持的な背景を提供し続けている。

今後の見通し

来週は、米国の財政政策、連邦準備制度理事会(FRB)のコミュニケーション、そして世界経済指標の動向によってユーロ/米ドル・ペアの軌道が形成される可能性が高い。米ドル安が続き、インフレ圧力が持続するようであれば、ユーロは1.1430のレジスタンス・レベルを試す原動力となる可能性がある。しかし、経済安定化の兆しや金融政策期待の変化があれば、ボラティリティが高まり、サポート・レベルを試す可能性がある。