XAUUSDのトレード分析 - 29/09/2025

主要ポイント

  • スポット金は、ドルの軟化と堅調な利下げ期待に後押しされ、強い勢いをもって3,800ドルを超えて週をスタートした。

  • 日足RSIが70台半ばから高水準にあることから、より広範な上昇トレンドが維持されていても、揺り戻しの可能性があると警告されている。

  • レジスタンス:3,845から3,860、そして3,900から3,910。持続的なブレイクアウトで3,922まで上昇。

  • サポート:まず3,800から3,805、次に3,790、そして3,760から3,745がより深いベースとなる。

  • マクロ・ウォッチリスト金曜のNFP、週半ばのISM製造業、そしてドルや利回りに影響を与える可能性のあるシャットダウンのヘッドライン。

  • 構造的な追い風としては、ETF保有残高の増加や、ディップを支える中央銀行の継続的な需要が挙げられる。

市場動向と直近のパフォーマンス

9月29日の週明け、金は1オンス=3,800ドルを突破し、記録的な水準で取引を開始した。この急騰は、8月の米PCEインフレ率が良好で、ドルが軟調に推移したことを受けたもので、市場は10月下旬のFRB会合での追加利下げに大きく傾いている。12月に追加利下げが実施される可能性は依然として高い。米政府機関閉鎖の可能性に関する継続的なチャタリングが安全資産選好の動きを強め、ETF保有残高が週初に上昇した。中央銀行の投資意欲、特に新興市場の投資意欲は、引き続きディップの底堅い支えとなっている。

テクニカルおよびファンダメンタル要因

日足チャートでは、勢いがある。14日RSIは70台半ばから高水準の買われ過ぎの領域にある。価格は20日SMAと100日EMAを大きく上回って推移しており、高値と安値の攻防が続いている。

3,845から3,860のバンドが当面のレジスタンスとなり、強気勢が3,850以上の日足終値を確保できれば、3,900から3,910付近が延長目標となる。勢いが持続すれば、直近のブレイクアウトの足を使って、3,906から3,922が今週のストレッチ目標になる。

下降局面では、まず3,800から3,805がサポートされ、次に3,790、そして過去の高値と短期移動平均線が収束する3,760から3,745がより強い棚となる。3,745を下回ると、3,700から3,690がトレンドサポートとなり、9月の急騰の浅いフィボナッチ・リトレースとなる。

マクロ面では、ドル相場は週明けに98ドル台へと冷え込み、金の序盤の強さを補強した。市場は10月29日に追加利下げが実施される可能性が高いと見ており、12月にも利下げが実施される可能性が高いと見ている。雇用統計が低水準にとどまったり、閉鎖によって利下げが遅れたりした場合、利下げ観測が強まり、ディップが浅くなる可能性がある。逆に、堅調な雇用統計や堅調なISMが発表されれば、ドルが反発し、地金が整理される可能性がある。ETFの資金流入と中央銀行の持続的な買いは、2025年の絶え間ない上昇の特徴である支持的な底流であることに変わりはない。

今後の見通し

今週は、モメンタムとリスク管理が重要だ。強気派は3,850ドルを上回り、3,900ドル超を目指す展開が予想される。日中の上値が伸び悩み、RSIが引き伸ばされたままであれば、特に金曜日の雇用リスクを控えて、3,800から3,790へのフェードがディップ買いを呼び込む可能性がある。米国の成長指標がサプライズ的に再加速したり、耐久性のあるドルが反発した場合、焦点は3,760~3,745に移り、ブレイクアウト・ベースを守ろうとする市場の意欲が試される可能性が高い。

トレンド構造がブレイクするまで、バイアスは上昇を維持するが、トレーダーは買われ過ぎの状況とヘッドラインリスクを尊重すべきである。3,790ドル以下のレジスタンスとタイトな無効への利益確定は時間をずらして行い、終値ベースで3,800ドルより高いベースを築いた場合のみ幅を広げる。