XAUUSDのトレード分析 -
18/08/2025

主要ポイント

  • 利回りが低下し、リスクヘッジの動きが活発化したため、金は2週間ぶりの安値から反発したが、7月のPPIが堅調だったため、市場は政策再決定に敏感なままだった。
  • レンジは$3,250から$3,450で、EMAが$3,353で合流し、安値$3,310付近のトレンドラインがサポートとして機能している。日足終値が$3,409を上回れば、モメンタムは上昇に転じるだろう。
  • 国債利回りは4.0%から4.6%の間で推移しており、方向性は限定的だがディップは緩和される。
  • 市場は依然として9月に25BPの利下げが実施される可能性が高いと見ており、FRBのレトリックが著しくタカ派的にならない限り、下値は抑えられる。

市場動向と直近のパフォーマンス

金相場は$3,330台半ば付近で買いが入り、2週間ぶりの安値から回復した。スポット価格は直近で$3,340~$3,355付近で推移しており、12月先物はタッチアップしている。利回りが軟調に推移していることや、ウクライナをめぐるハイレベル協議や8月下旬のFRB政策シンポジウムを控えたイベント前のポジショニングが、この反発を後押ししている。

それでも、インフレは依然として主軸である。7月の生産者物価指数は前月比0.9%、前年同月比3.3%上昇し、予想を上回る高い伸びを示した。

テクニカルおよびファンダメンタル要因

価格動向は、$3,250から$3,450の明確なバンド内にとどまっており、このバンドは数セッションにわたって市場を抑制してきた。4時間足チャートでは、スポット金は先週末に短期移動平均線を回復し、50EMAと100EMAが$3,353付近に位置している。モメンタムは中立領域から改善し、RSIは50台半ばにあり、$3,375から$3,409の上で抵抗が薄れれば、上昇余地があることを示唆している。当面のサポートは$3,346付近に位置し、その後$3,310台前半の上昇トレンドライン、そして$3,250のレンジ下限が続く。

マクロ環境はまちまちだが、下落局面では支援材料となる。国債利回りが4.0%から4.6%の間で幅広く固まるなか、ドルインデックスは97%台後半へと低下している。ドルの軟化は地金にとって逆風を和らげる傾向があるが、利回りはレンジを形成しており、方向性を確信するには限界がある。

政策期待は引き続き重要。FRB資金先物は、PPIが堅調に推移した後でも、9月会合で25BPの利下げが実施される公算が依然として大きいとしている。ここ数日、市場予想による利下げ確率は80%台半ばから90%台前半で推移しており、利下げが見送られた場合の金の下値は堅い。

純粋なチャートの観点からは、現在の構造はバランスの取れた統合を示している。直近のスイングを参考にすると、$3,250から$3,500の動きの61.8%リトレースメントが$3,345から$3,350付近に位置し、これは50日平均線と100日平均線と重なり、このゾーンでの粘着的な動きを説明している。リトレースメント38.2%は$3,400から$3,405付近で、ラリーを繰り返し停滞させた中間キャップに近い。$3,400から$3,410のポケットを日足で通過すると、モメンタムの転換を示唆し、高値$3,4xxが露出する。これらのゾーンの水準と動きは、先週の日中および日足の分析と一致している。

今後の見通し

次の展開には2つの流れがある。第一に、マクロ・シグナルで、追加のインフレや成長サプライズ、そしてジャクソンホールでのFRB講演者のトーンに注目が集まる。卸売物価が膠着していても、9月利上げが基本ケースであることが確認されれば、ディップは$3,312から$3,346までサポートされる可能性が高い。タカ派的な押し戻しや利回りの再上昇があれば、$3,250を再度試すだろう。

次にチャート。ブルは$3,450、そして心理的な$3,500のエリアを再び開くために、$3,409を上回るクリーンな日足終値が必要である。$3,310台前半のトレンドラインと$3,250付近のレンジベースがターゲットとなる。地政学的なヘッドラインを巡るボラティリティがレンジ内に波及する可能性があるため、日中の境界線での拒否反応を注視して取引を実行しよう。